1.問題は、ない、はず

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“ど、どうしよう!?やっぱり副作用が⋯っ” せめて顔色を確認しようと、膝をついて俯いている彼の肩を軽く引き顔を覗きこもうとすると、それを阻止しようと彼が両腕で顔をガードする。 「や、やめろ!顔をっ、見るな!!」 「そうはいきません!とりあえずその腕外してくださいます!?」 「やめ⋯っ」 そんな彼の腕を無理やり掴んだ私は、力付くで彼と目を合わせて―― 「⋯本当に、なんて美しいんだクリスタは」 「は?」 息も絶え絶えだったはずの、私に毒しか吐かない婚約者が⋯ “こ、壊れちゃった?”
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