3.本番はいつかの取って置き

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 さっきわざと避けた乳首を強く吸われ、一度お預けされた後だったからかビクリと体が跳ねる。  その反応に気分を良くしたらしい坊っちゃんは、人差し指で右の乳首をカリカリと引っ掻きながら、左の乳首を口内で何度もなぶるように舌で弾いた。   “坊っちゃんの口の中が温かくて、変な感じがしますね”    ふと坊っちゃんの方へ視線を動かすと、深緑の瞳が妖艶に弧を描く。  私の顔を見ながら軽く歯を立てられると、気持ちよさともどかしさが私を襲い無意識に太もも同士を擦り合わせていた。 「……へぇ、イメルダは噛まれるのもいいんだ」 “私の表情は変わってないはずなのに!”  鉄仮面が崩れている気配はないが、しかし仕草でバレてしまったのかもしれない。 “困りました、これは閨教育なのに”  はしたなくもっととねだるなんて許されないのに、指で弄られ舌が乳首に刺激を与える度にこの両腕で坊っちゃんの頭を抱き締めおっぱいを押し付けたい衝動に駆られた。 「……こっちも触っていいんだよな?」 「もちろんです」  坊っちゃんの手のひらがするりと腹部を撫で、そのまま私の股にそっと触れる。
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