第一章 王族

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第一章 王族

05 国王  草原を駆けること十数分、遠くのほうに大きな建物が見えてきた。  エリオは、あれがアーデリア王国の王城だと言う。  彼はそこをまっすぐ目指した。  その王城は壮麗な建築物で、高くそびえる塔には国旗がたなびき、美しい彫刻や煌びやかな装飾が施されている。  美桜はその光景を目の当たりにし、素晴らしさに息を呑んだ。
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