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07 城の部屋
その後美桜は、エリオに案内されながら王城内の自室へと向かった。
時刻は夕方になっており、オレンジ色に染まった空が美しい景色を見せていた。
エリオは美桜を連れて長い廊下を歩き、立派な木製の扉の前に立ちどまった。
「ここがミオの部屋だ」
エリオが扉を開ける。
その部屋は広々としており、大きな窓が特徴的だった。
窓からは王城の美しい庭園が望め、夕陽が部屋に優しく差し込んでいる。
壁には絹のタペストリーや美しい絵画が飾られており、部屋全体が高貴な雰囲気に包まれていた。
床にはやわらかな絨毯が敷かれ、中央には大きなベッドが置かれている。
ベッドの周りには、細かい装飾が施されたカーテンが垂れており、まるで王女の寝室のような雰囲気が漂っていた。
また、食事用と思しきテーブルと椅子が置かれていた。
美桜は部屋の設えに驚きの表情を浮かべながら、エリオに感謝の言葉を述べた。
「こんな素晴らしい部屋で過ごせるなんて。ありがとうございます、エリオさん」
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