第一章 王族

18/41
前へ
/319ページ
次へ
 ウエストの細いリボンがウエストを強調し、そのシルエットは優雅で上品な雰囲気を醸し出している。  フレアの効いたスカートは、動くたびに優雅に揺れ、まるで蝶が舞い踊るかのようだ。  美桜は、この可憐なドレスを身に纏い、まるで童話のなかのお姫さまになったような心地になった。  侍女たちもその姿を見て、満足そうにほほ笑んでいた。  クレアがエリオを呼びに行く。  部屋に入ってきたエリオは、ドレス姿の美桜を見て、目を見張った。  エリオは美桜の姿に見とれながら、言葉をかけた。
/319ページ

最初のコメントを投稿しよう!

136人が本棚に入れています
本棚に追加