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雨乞い
ここは某国にある農村。
干ばつが長く続いたので、村中が荒れ果てており、植物は一部の乾燥に強い種類を除き、枯れ木や枯れ草ばかりだった。
村の中央部にある広場。ここに、集まった村人達を前に演説をしている一人の老人がいる。この村の長老である。
「このままではいかん!」
「では、どうすればいいのですか? 長老」
「決まっているじゃろ。雨乞いじゃ。早速、竜神様をお迎えしにいくぞ」
「おおーっ!」
長老の呼びかけに、拳を振り上げて応じる村人達。彼らは早速、竜神様を迎えに行くことにした。
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