MY FAVE‼︎

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「俺、人とベタベタすんの嫌いなんだよね。握手とかマジ地獄だったし、スクラッチの景品ハグとかだったら多分脱走してたと思うわ」  そう言ってるくせに矛盾して、惺は私を抱きしめていた。 「私にはハグ…」 「そういう事」 「え?」 「その時にはもう特別だったって事だよ。かなり鈍感だよな綺羅って」 「…私本当に『オキニ』だったの?」 「何だよ『オキニ』って。俺、綺羅の事好きなんだけど」 「…」 「付き合ってくれる?」 「…」 「キスするよ?」 「え…」
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