MY FAVE‼︎

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 高校生になってすぐに、私はバイトを始めた。  全ては推しの為‼︎  サイトでは20人から正式メンバー5人になった後も、引き続き定期的にレッスン風景の動画がアップされていた。  どんなに疲れていても、それさえ観れば全部吹っ飛んだ。  推しの力の偉大さたるや…。  匿名掲示板でFive-fifthsを検索したら、彼らのプライベート情報がたくさん書き込まれていた。  同い年の惺は私よりワンランク下の高校で、どっちに行こうかギリギリまで迷っていた学校だった。 「マジかー‼︎あー‼︎最悪ー…」  惺と同じ高校に洸もいるらしい。 「同じ学校(とこ)行きたかったー…」
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