フランスシネマみたい?

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基子「最近、フランス映画見てるの?」 僕「見てないねん。でも見ようかな?」 基「どんな映画?」 僕「『アンリエットの巴里祭』っていうねん。」 「どんなん?」 「二人の作家が巴里祭に関してそれぞれがストーリーを作るんだ。  それがバラバラで反発しておもしろい。  基子にDVD送りたいぐらいだ!でも、郵便屋が怠慢やからな」 「なんで?」 「俺が丹精込めて送った絵葉書を送り返しやがった。許さん!」 「ほな、一緒に見ようや」 アラン・ドロン「ダーバン、セレレガンス、ドゥロンム、モデルンヌ」 基子「流石、仏文!」 僕「フランス映画で一番好きなのは『夜ごとの美女Les belles des nuits』よ。おもろい。  なあ、基子よ、俺が仏文の先生にこの映画一番好きや、って言ったら  『おまえ、音楽の仕事やれ』って言ったよ。 https://www.nicovideo.jp/watch/sm39642255 基「へー、そうなん」 「そうよ、音楽的視点で映画を捉えてるってことよ。」 基子「さあ、あんた、歯を磨かなくちゃ」 僕「そうだね。明日は近所のステーキハウスでジョッキ3杯飲むよ」 基「一緒に行こうか?」 「うん」 94f066fe-0326-4c9f-8907-d8bfef703cbf 僕「そういやあ、この頃、夢でうなされることあるわ。ビール飲み出したからかな?  肝臓とか関係あんの?ビール3ジョッキ程度でもよ?」 基子「もう少し減らしたら?」 僕「おい ステーキハウスの ビール 値段高いぞ。 628円や。 今度から 宮本もなしでのもか?」 基子「 そうやな。 安い 方がええで。 宮本もなしは ビール350円やで」 「 ちょっと野菜にかけるかもしれんけどな。 栄養が偏らんように気をつけなあかんわ」 基「 ところであんた何見てんの ?」 「おう 久しぶりに AV 見てんねん」 「おう、それは 久しぶりやな。 普段何でやってんの?」 「絵とか、基子のアイコラ」 基「私のアイコラ でやんの やめて や」 僕「ほな AVでやってる方がええちゅんか?」 「それもやや」 僕「 ジャズってあんまり面白ないな。 思わへん」 もとこ「 マイルスデイヴィス もあかんの?」 「 いや マイルス はええで。 チャーリー パーカー もええわ。 60年代初頭のコルトレーン もええわ スイング ジャズ もええわ」 「じゃあ何があかんの?」 「 リズムがワンパターンなところ やな。 もっといろいろ 冒険したらいいのに なんかずっと同じリズムで続くやん」 「 あんたそう 言うて ジャズの セッションとか 認められたことあるの」 「 あるよ。sたとかaま君と 神戸オリエンタルホテルで ピアノと歌 やったよ」 基子「 ほんならそれでええやん。 何を文句言ってんのよ?」 僕「 俺はシナトラ みたいなの やりたいね ああいう 歌 歌いこなし そういうのが 自分の目標やな」 基子「 私はやっぱり ビートルズやな。 それから キャロル 永ちゃん。 トワイライトアベニュー やった スターダストレビュー 根本要 とかもいいけど」 僕「でカラオケは明菜か? お前もっと レパートリー ないんか?」 基子「 そのうち探すがな。 そんなことより 八木梨可子のドラマもう終わったん?」 僕「うん」 「どうやった?」 「 漫画家志望の人が漫画家を目指す話をかいたって感じやな」 「ほな おもろなかったん?」 「まあまあやな。八木梨可子が 可愛かっただけやで」 「 最近 トルコのドラマとか タイのドラマとかやっての知ってる?」 「 ロシアの友達と 西方寺に行った時に 左がロシアの友達 右がタイの女の子やったわ。 でも両方 比べたら やっぱり アジア系の方がええな」 基「 アホ!誰が女の子の話せい 言うたバカもの!」 僕は笑いながら言った。 「ロシアの友達は、髪がチョコレート色だ。染めなくても天然からその色なんだよ。な、基子」 基子「あんたなんか絡むなあ?機嫌悪いん?」 僕「いやあ、実は便秘やねん」 「なんで、こないだまで下痢気味やったやん。下剤飲みなさいよ」 「そういえば、宮本むなしに690円のメニューあるなあ」 「おお、安うてええやないの。」 「いや、他に単品で200円のもんあるから、それで生中とで飯食えるなあ」 基子「あんた、最近暑くなってきたから、水分採りよ」 僕「ありがとう。ポカリスエットがええか?」 「まあ水分やったらええやないの。あんたの好きなカルピスリッチでも飲んだら?」 僕「おう、台風くるみたいやぞ」 基子「こっち直撃?」 「わからんけど、こっちに向かってるみたいや。うちの家ぼろいからな、粉々に潰れるかも」 「大袈裟やで」 「おまえのとこ山やん。鉄砲水とか大丈夫か?」 「そら、大丈夫とは言えへんやろうけど、心配し過ぎてもしゃーないやん」 僕「コロンボええな」 基子「刑事コロンボ?ええな」 僕「俺、コロンボが犯人をどんどんどんどん追い詰めて、最後ポカミスしたところで『あなたを逮捕します』でおわるとこがいい」 基「それ『野望の果て』やん」 「よう知ってるやん。Candidate for crimeや。『殺しの候補者』ってとこか」 「あの『アホかいな』ていうのもおもろい。最高傑作やな。『権力の墓穴』。  なんであそこだけ関西弁なん?(笑)」 僕「そういえば、こないだフランス映画見てたら字幕のとこ『95』になってるねん。」 基子「へー、それがどないしたん?」 「95って『キャトラバンキャンズQuatre vingt quinze』って言うねん。でもその発音きいたら  『キャトラバン、セイズQuatre-vingt-seize』になってるねん。これって96の意味よ」 基子「それがどないしたんな?フランス語なんかもう忘れてるわよ」 僕「おまえちょっとはフランス語の勉強せんかい!」 基「やや」
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