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きっかけ
私が小説を書く切っ掛けになったのは二次創作でした。美内すずえ先生の「ガラスの仮面」という漫画に大学生の頃にはまり、学業そっちのけで連日のように妄想を小説にして、ネットで公開していました。書きながら段々、オリジナル作品も書きたいと思うようになりましたが、結婚を機に自然と書く事から離れていきました。
しかし、ある日やっぱり何か書きたいと思い、旦那に背中を押され、パートと育児の傍ら小説らしきものを書き上げました。それが2009年頃です。集英社のすばる新人賞に応募しました。結果は一次選考にもひっかからず見事に落選。
その当時の私は自分の実力が全くわかってなく、最終選考ぐらいまでいくんじゃないのかと思っておりました。完全にバカでした。
強者が集まる賞、そう簡単にいくわけありません。
その当時は応募すると集英社からハガキが送られてきまして、それが唯一の記念品になりました。
どうして私は落選したの? 何がダメだったの?
という事は一切教えてもらえません。というか、自分でわからないといけないんですね。落選を重ねていくうちに自分が出来ていない事が見えてくるんです。ここが結構、大事だと思います。
テストで悪い点数を取ったら見直しってしますよね? その問題が解けるまで勉強しますよね。そして、解き方を覚えたら、同じテストを百点が取れるまで繰り返し解きますよね?
小説も同じです。落選したら徹底的に見直しをするべきです。受賞作と自分の落選作品を客観的に分析できる人はこの先、読む必要はないです。それでいいのです。見直しをしている人、正解です。確実にあなたの実力はあがり、必ず受賞するでしょう。
私はこれが出来ていなかったからダメでした。
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