19人が本棚に入れています
本棚に追加
主人公は読者に共感される性格で作る事をお勧めします。主人公が応援したくなるキャラではないと読者はついてきてくれません。応援したくなるキャラを作る為にはどうすればいいか?
単純ですが、逆境の中でも困難に立ち向かうキャラがいいと思います。自分勝手でワガママな主人公はあまり歓迎されません。(自分勝手な主人公でも読者が納得する理由があったり、魅力的な部分があればいいですが)
内館牧子先生がキャラを作る時は履歴書の用なものを作るのではなく、こういう時にこういう行動をするという所まで落とし込む事が大事だとおっしゃっていました。
例えば、失恋した女性が都会の夜景を見ながら、歩道橋の上に立っているとする。内館先生は歩道橋の上でアンパンを食べるという設定にしたそうです。しかし、キャラを演じる女優さんがアンパンではなく、缶ビールを飲んでいる方が失恋した感じが出るんじゃないかと意見し、アンパンのシーンが勝手に変更されたそうです。確かに失恋した女性が悔しさや寂しさを癒す為に缶ビールを飲むのはわかりますが、よくある設定で面白くありません。失恋した時に泣きながらアンパンを食べる女だから面白いんだと先生は言っていました。これがキャラ付けですね。どんな考え方をしていて、どんな行動をするかという所まで考えてキャラは作って下さい。
キャラを考える時、いつも内館先生のアンパンの話を思い出します。アンパンを食べるヒロインって、素朴な感じがして、面白みもあって、いいなと思います。そのアンパンは別れた彼との思い出が詰まっていたりとか、別れた彼はパン屋さんだったのかなとか、アンパン一つでいろんなエピソードが浮かびます。私も缶ビールよりもアンパンの方がキャラが出ると思いました。
キャラについてはこんな感じですかね。参考書にあげた小説の技術の本にもキャラの作り方について書いてあるので、もっと詳しく知りたいと思う方は参考書を手に取ってみて下さい。
さて次回ですが、まだ何を書こうか決めていません😅思いついたら書こうと思います。また小説の書き方についてご質問がありましたら、ペコメ欄にお気軽にどうぞ。
今日もありがとうございました。
2023.6.1
最初のコメントを投稿しよう!