おまけ その2-1  ハシビロコウがたいせつ・前

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 今度は愛佳ちゃんの方から誘われた。俺の家に連れ込むと面倒なことになるような気がしたので、ラブホに行くことにする。解散もしやすいし、気が楽だ、俺の。  そうだ、愛佳ちゃんに一人でやれって言ってみよう。オナニープレイ。普通の女の子なら、ドンビキするか、バカにするなってキレるかして、うまいこと終われるだろうと思った。ああ、ひっでえな、俺。  でもほら、セックスの嗜好なんて、「音楽性の違い」みたいな感じで、違ってもどちらが悪いということじゃないし、キレる方が本当はおかしい。落としどころを見つけられればとてもいいし、どうにもならないなら淡々と解散すればいいんだ。  まさか、本当にやるとは。愛佳ちゃん、ドM。オナニー姿がやらしすぎて、勃起不可避。イッてゆるっゆるになっちゃった顔も、なんだか可愛いし。もういっか、合意だし。完全に欲望に流されて、ヤッてしまった。ああ、ひっでえな、俺。  正直に言おう。俺はセックスが大好きです。
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