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私の気持ちが伝わったのか、航平くんの動きが、速く、強くなって。
私が淫らな嬌声を上げたのと、航平くんが最奥を突いたのと、どちらが先だったか。あるいは同時だったのか。わからないけれど、まばゆい白い光に蹂躙されたような、圧倒的に衝撃的で暴力的な快感が身体を駆け抜けた。
そのまま航平くんも果て、私の胸に顔をうずめた。意識がぼんやりする中、半ば反射で航平くんの頭をよしよしする。
しばらくして意識が戻ると、航平くんに見つめられていた。目が合った瞬間、微笑まれ、そっと唇を奪われる。幸せ。
「愛佳ちゃん、無理矢理イカされちゃったね」
「うん……すごく気持ちよかった……」
「愛佳ちゃんの身体なのに、俺から自由にされちゃったんだよ? いいの?」
「うん……気持ちよかったし、航平くんになら嬉しいし……自由にされたい……」
航平くんは頭をぽりぽりかくと、ぼそりと言う。
「ほんと、愛佳ちゃん、やらしいよね」
「う……」
「セックス大好きでしょう」
「うぅ……。航平くんだって、そうじゃん。セックス大好き」
「うん。愛佳ちゃんとセックスすんの大好き。だって気持ちいいし、愛佳ちゃん可愛いし」
さらっと認めた。そういうのあんまり興味なさそうな、爽やかな顔してるのに。
そっと、耳元で囁かれる。
「俺の前でならいくらでも乱れていいよ。受けて立つ」
抱きしめられた。言葉とは裏腹に、とても優しく。
結構ひどい会話のはずなのに、なんだかきゅんときてしまった私はおかしい。
正直、二回とも全然無理矢理じゃなくて、単なる和姦になっちゃったけど、私もラブい感じ好きだから、そこはよし。
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