おまけ その1  無理矢理っぽいの好き?

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 私の気持ちが伝わったのか、航平くんの動きが、速く、強くなって。  私が淫らな嬌声を上げたのと、航平くんが最奥を突いたのと、どちらが先だったか。あるいは同時だったのか。わからないけれど、まばゆい白い光に蹂躙されたような、圧倒的に衝撃的で暴力的な快感が身体を駆け抜けた。  そのまま航平くんも果て、私の胸に顔をうずめた。意識がぼんやりする中、半ば反射で航平くんの頭をよしよしする。  しばらくして意識が戻ると、航平くんに見つめられていた。目が合った瞬間、微笑まれ、そっと唇を奪われる。幸せ。 「愛佳ちゃん、無理矢理イカされちゃったね」 「うん……すごく気持ちよかった……」 「愛佳ちゃんの身体なのに、俺から自由にされちゃったんだよ? いいの?」 「うん……気持ちよかったし、航平くんになら嬉しいし……自由にされたい……」  航平くんは頭をぽりぽりかくと、ぼそりと言う。 「ほんと、愛佳ちゃん、やらしいよね」 「う……」 「セックス大好きでしょう」 「うぅ……。航平くんだって、そうじゃん。セックス大好き」 「うん。愛佳ちゃんとセックスすんの大好き。だって気持ちいいし、愛佳ちゃん可愛いし」  さらっと認めた。そういうのあんまり興味なさそうな、爽やかな顔してるのに。  そっと、耳元で囁かれる。 「俺の前でならいくらでも乱れていいよ。受けて立つ」  抱きしめられた。言葉とは裏腹に、とても優しく。  結構ひどい会話のはずなのに、なんだかきゅんときてしまった私はおかしい。  正直、二回とも全然無理矢理じゃなくて、単なる和姦になっちゃったけど、私もラブい感じ好きだから、そこはよし。
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