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『心と脳』読了(6月4日)
岩波新書の『心と脳 認知科学入門』読了しました。
内容は専門的な言葉も多く理解し得たとは言いがたいですが、とても面白かったです。
DNA解析と並んで、「脳」の研究もここ20年くらいでものすごい進化を遂げています。
それはいいことだと思います。
ただ、この問題は極めてセンシティブな要素を含むので、詳しくは書きません。
この本で面白かったのは、「心は物質ではない」ということ、それは一般的にいうような意味ではなく、人間の脳の働きがいわば「心」をつくっているのは間違いがないけれど、さまざまの物質や機能からいかにして「心」に当たるものが生み出されるかが分からない。まだ解明できないのです。
想像以上に複雑な脳の機能・はたらき。
物質からいかにして「心」というものが生成するのか。
また、たとえば「海馬」は記憶をつかさどると言われていますが、ことはそう単純なものではなく、他の部位との複雑な相互作用が働いているということ。
DNAにしろ脳にしろ、コンピュータの導入以来一気に解析が進んでいるというのも面白いと思います。
最近はこういう学術系の方が小説より面白いし興奮するんですよね。
でも私のアウトプットは小説ですけど。
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