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生徒会役員

ガチャ

「いおりー？大丈夫ですかっ！？！？」

誰だよ！！はぁ、まぁ髪色で大体誰かは分かるけどさ...。さすがに変わり過ぎじゃない??
前髪がなくなっただけで、人の印象はこうも変わるものなのか。くそイケメンが。

何で今日はこう、役員の知らない一面を見てしまうような事が多いのかな..。

「っ、副会長....」
「えっと、今、まずかったですかね?」
「いっ、いえ！！そういうわけではないのですが」
じゃあなだってなんなにびくびくしてんだか。

「その、この顔の事！、生徒会の皆さんに言わないでもらえませんでしょうか！！！」
「..いい、ですけど、」
華夷の事だし、みんなに言ってると思うんだよなぁ、イケメンってこと。それに、会長と優紀は候補生を決めるときに、噂やらなんやら調べてると思うから伊織の顔写真持ってると思うんだけど。本来なら会長と俺と庶務で決めるんだけど、候補生決めるとき俺いなかったから見てないんだけど。

「良かった....」
「あの、いやなら答えなくてよいのですが、何故言わないでほしいのですか？」
「えっと、言っても解らないと思いますが。」
「いいですよ、言ってみてください。」
「…、我々は修観者なのですよ。なので決して目立ってはいけないのです。」

…....は？

「待ってください、….あなたは純粋だと思っていたのですが...」
「！！まさかあなたも！？」
「断じて！！！！！！！！！違いますので。」
「そうでうすか....。ではなぜ先の言葉が理解できたのですか？」
「それは...言われたことがあるのですよ。「傍観者」「目立ってはいけない」などと口にするものは皆腐っている、と。」。
「!!!!!!!!!!!!!! ...、もしかして、佐賀倉名様にそう言われたのではないでしょうか?」

「?？、どうしてナリの事を知っているのですか？その通りですけど..。」

「？！そんなことも知らないのですか？！その言葉を本人の口から聞くことができるほど親しいのに？？はぁ、佐賀倉様は我々が住み着く腐界(ふかい)の英雑なのですよ。どんな手を使っても、我々に萌え補給を与えてくださる！！それがついでであったとしても！！！皆、言っています。あのお方は我々の世界に降りてこられた神であると！！！！！！ごほっ、」

「へ、ヘーそうなんですね。お薬と食べ物、ここに置いておきますね。それでは失礼しましたぁー。」

ため息つかれたし。てかなんだったのあれ。腐男子ってみんなああなの？怖いんだけど。
怖い通り越してすごいまでいくかも。
あいつなりのこと知ってたし、しかも神って..。

なんか…、あいつがナリのこと知ってんの、嫌。