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車庫に佇む俺の愛車の前に立つユイ。
ボンネットの上に飛び乗った。
勢いをつけて、2度、3度とジャンプする。
いいから靴を脱げ!
「この黄色い車は、マズダRX―7(FD3S)ですか?」
大正解だ。車が好きなのだろうか。ユイの目の輝きが増す。
ユイは妖術らしきワザを使い、ドアを開く。光の速さで助手席に体を沈めた。
「これは、ロリータ・エンジンですか?」
惜しい。ロータリーエンジンだ。
幼女を助手席に搭載しているため、あながち間違いではないと思う。
「やけのはら号、発疹!」
ユイぱっちんが、人差し指を前方にむける。
宇宙戦艦が飛び立ちそうな勢いだ。
ユイに言われるがまま、やけのはら号を走らせた。
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