第七章 時間

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「え?あっ…まぁ、その…ね?関係はなくはないか…うん。」 ドキドキしていたのは、俺の方だった。急に自然と話していた自分に戸惑い、彼女と同じ表情をしていた。 「え?なに?」 彼女は真剣に、俺の一言一言に耳を傾けてくれて聞き返してくれていた。 優しいその眼差しに、照れくさくなって…。 「うん?」 とびっきりの俺の笑顔を魅せると、ごまかしたくて言い訳を考えていた。 「俺、今さっき…日本語で話してたつもりだけど?韓国語がよかったのか?は?え?」 ち、違うな…。 「フッ…アハハッ。」 彼女は急に声を上げて笑いながらも…溢れ出す涙を何度も拭っていた。 まっ、いいか? ここにこうして、俺のそばにいてくれているんだし…。 「優子…さんは、俺をコンビニの駐車場に捨てて置いていかない?」 彼女に返事を求め、頷くのを見届けると俺は車を降りた。
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