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わたしは新しい環境にようやく慣れつつあった頃、おばあちゃんの準備が整ったと言うことで私を迎えにきた。
おばあちゃんに会うのは弟が死んでいらいだから、すごくドキドキしたけど、優しいシワのある顔と手で私をだきしめてくれた。
「寂しい思いをさせてごめんなさいね。ずっと貴方を引き取りたいって言っていたのに娘がウンと言わなかったから。今日からは私が貴方の家族よ」
それを聞くとわたしは嬉しくてわあわあ小さな子供のように泣いた。
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