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「こんにちは。桜です。椿はいますか?」
たどり着いたのは大部屋で6人の人が入っているようだったが、今はカーテンの閉まったベッド以外誰も人がいなかった。
「桜?本当に桜なの?」
カーテンの向こうから声がすると、シャッフルとカーテンが開いて椿が顔を覗かせた。
心持ち、顔色が良くなって肉もついていて顔色もよかった。
私は涙がボロボロ溢れて止まらなくなった。
「椿いー!!」
足が自然と走り出す。そして椿に抱きついていた。
壊さないようにそっと優しく抱きしめて。泣き続けた。
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