Ayane

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「新婚旅行も兼ねて、ハワイで式を挙げよう。身内を招待して連れていけば…実夏の面倒も見てもらえるだろうし、二人きりの時間もきっと取れるはずだから」 本音を言えば…ものすごく嬉しい。ガサツでズボラな私でも、ウエディングドレスへの憧れみたいなものはあったから─…素直に嬉しかった だけどその前に…私は自分の両親に実夏ちゃんの存在を打ち明ける必要がある。 「……分かってる、俺も一緒に立ち会うから。二人でちゃんと説明しよう…俺たちの出会いや契約期間のことも含めて。お互いの両親に全て話そう」 この人と一緒なら、何でも乗り越えられる気がする…なんて恋愛ソングの歌詞のようなことを自分が思う日が来るとは夢にも思わなかったが…今の私はまさにそれだ。 律希さんがいれば、もう何も怖くない。
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