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11.
「いったいここは何処なんだ 教えて欲しい…」
逆に俺が母親であるイマに尋ねた…
そして俺は…
「昨日の夜、気が付いたら、ここの駅に着いていて…」
「…駅って?」
と母親に聞かれた!」
「この場所から500メートルぐらい先にあった…?」
と俺は答えた…
「え…あそこはかなり前に駅が無くなり…」
「それに、電車なんて動いて無いわ!」
「そんな馬鹿な?」
俺は唖然とした…
しかし、見るもの全て驚愕する物ばかりだが…
その状況を不思議と受け入れる事が出来た。
「信じてもらえ無いかも知れないが、俺は多分…」
「別次元、別世界から来たのだと?…」
「だから、衣服も髪型も違うんだ!」
少年のレオが声を弾ませて話し掛けてきた…
確かに違うと俺も思った…
俺とこの世界の人が大きく違うのは?
服装であり、この世界の人は男女の区別が無く…
赤系が女、青系が男であり、ズボンと上着が一対物であった。
例えるなら…
夏に男が着る甚平の様な服装であった。
そして俺は思った…
この世界はあまり寒くならないのだと?
それは不規則に空が「歪み」その隙間から強い光が差し込み地上に堕ちるからだ…
その強い光が暑さの要因であると…
あと…
この世界の人の髪型は…
男女ともに短髪で、多少女性の方が長く…
40ミリぐらいにまとめてあり、耳には大きめなピアスを付いて女性らしさを象徴させている。
男性はブルドーザーで回収される屍を見ていたせいで…
誰もが、短髪だった事が脳裏に焼き付いて…
かなり刈り込んでいて長くても20ミリ…
叔父さんであるリクは10ミリぐらいになっていて…
レオは丸坊主に近く2~3ミリであり…
俺の脳裏にドラゴンボールのクリリンの顔が通り過ぎた…
そして気になっていた事…
ブルドーザーで回収される屍に付いていた首のリング?
リングはアクセサリーなのだろうか?
リングは真っ白で三桁のカウント表示が付いていた…
レオの叔父さんであるリクにも屍と同じリングを装着していた。
俺はその時何か嫌な予感がした…
それは触れてはいけない事のような?
何故なんだ…?
はっきりした事は分かっていないが…
屍に着けられていたリングそしてリクに着けられていたリング?
俺は心の奥底で自分がかなり無神経で…
残酷な人間である事を感じていた?
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