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7.
空の「歪み」は…
「グシャ」戻り「グシャ」を繰り返していた…
ありえない事だが不規則に「歪み」が空を変形させていた…
陽は出ているが、しかし空が「歪む」事で光が屈折し、落ち着きのない光が地上に降りてくる…
鈍よりした雲り空だが、落ち着きがない光は、突然自分の背中を照らした…
そして、またあの悪臭が…
俺は素早くハンカチで鼻、口を覆った。
「一体ここは何処なんだ?」
と独り言を呟いた…
「俺はどうなったんだ?」の自問をまた繰り返していた。
俺は空の「歪み」ばかり気になり地上の情景が目に入っていなかったが…
落ち着かない光が背中のあたりから足元を照らしたことで…
地上…地面に目線が一瞬下がった。
「おい、なんだこれは?」
俺は声を出し叫んだ。
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