Dear my friend./ぼくの、友達。

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 だがそんな憎まれ口を叩きながらも本当はリオンにしか出来ない仕事ぶりを発揮していることを疑わないウーヴェが顔を振り向け、労うように眼鏡の下で目を細める。 「今日もお疲れ様、リーオ」 「うん。頑張ってきた。オーヴェもお疲れ」  嬉しそうに細められる目に頷いたウーヴェは最近また伸ばし始めたくすんだ金髪に手を差し入れて力を込めると、リオンの顔がより近くなる。  互いの仕事を労いお疲れ様と言葉に出した後に小さな音を立ててキスを交わすと、リオンが嬉しそうにもう一度ウーヴェを抱きしめる。 「オーヴェ、今日の晩飯どうする?」 「まだ何も考えていない。何か食べたいものがあるか?」  腹が減っているのならゲートルートで食事をしてから家に帰るがまだ大丈夫ならスーパーかお気に入りのデリカテッセンで総菜を買って帰ろうかと再度リオンを振り仰ぐと、ゲートルートも捨てがたいが今日は何か他の国の料理が食べたいと笑った為、最近お気に入りになりつつあるトルコ料理はどうだと問いながら手触りの良い髪を撫でる。 「イイなぁ。トルコアイス食いたい」 「メインを食べる前にデザートを食べるのか?」
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