Dear my friend./ぼくの、友達。

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「久しぶりだね、ウーヴェ」 「ああ。……入院中、見舞いに来てくれてありがとう」 「何度も言わなくても良いよ。それよりも足の具合はどう? 最近寒くなってきたから痛むんじゃないか?」  冷え込んでくると傷が痛むことをマウリッツも熟知していて、ウーヴェの足を気遣うように足下を見下ろすとウーヴェがただ感謝の思いを込めて頷く。 「ありがとう。痛みは少し強くなることがあるけど、うん、大丈夫だ」  リオンがいるから大丈夫、そう言葉にせずに濁したウーヴェにマウリッツも安堵に頷き、二人を見守るように見つめているリオンへと顔を向ける。 「リオンも久しぶり」 「おー、久しぶり。いつ見てもオーヴェの次に目の保養になるよなぁ」  プラチナブロンドと穏やかな風貌のマウリッツは本当に目の保養になると笑うリオンに二人が顔を見合わせ、リオンもいつの間にかカスパル達のような軽口を叩くようになってきたと声を潜めるが、何か言ったかそこの美人コンビと目を細められて二人同時に何も言っていないとリオンや他の友人達が逆らえない笑顔を浮かべる。 「それよりも、今日はどうしたんだ?」 「うん。ちょっと息抜きをしたくなったから来たんだけど、大丈夫だったかな?」
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