LOVE.

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「反省したか?」 「……した。山よりも高く海よりも深く反省したからお願い許して!」  ウーヴェを弾除けにしながら叫ぶリオンに誰も何も言えなかったが、呆然とそれを見守っていたミカが我慢できないと言いたげに吹き出し、それがアリーセ・エリザベスに伝播するとテーブルをぐるりと回ってウーヴェの元に到着する。 「まったく」  いつもそうだが本当にお前はとなんとも言えない顔でリオンの頭を撫でる様に後ろに手を伸ばしたウーヴェは、柔らかなくすんだ金髪をひと撫でした後、もう気が済んだかと問いかけて素直な頷きを返される。 「ほら、デザートが残っているぞ」  チーズケーキも美味しかったが料理長が作ってくれる料理も美味しいだろうと笑うウーヴェにリオンが頷いて最高と笑みを浮かべ、それを見た他の家族も自然と笑顔になり、騒々しいと思いながらもそれがリオンだという思いともはや存在しなかった頃が信じられないほど自分達の中にいる事実に改めて気付かされるのだった。
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