ひこうき雲を追いかけて

『じまんのおにいちゃん』
　　　　　　一年二くみ　しばさき　だいち　

　ぼくのおにいちゃんは、六年三くみのしばさき　りくです。おにいちゃんはいつもやさしくて、ぼくのじまんのおにいちゃんです。おなじ学校になったけど、もうすぐおにいちゃんは、中学生なのでさびしいです。

　おにいちゃんは、大人になったら、ひこうきのパイロットになりたいといっています。いつもおにいちゃんと、そとであそぶとき、ひこうきぐもをおいかけて、かけっこをしています。

「ひこうきぐもをおいかけると、パイロットになれるきがするんだ」と、おにいちゃんはいつも、うれしそうにいいます。

ほんものの、ひこうきがみえたときは、うれしくて、ぼくはころんでしまいます。でも、おにいちゃんがいつも、やさしくなでなでしてくれます。

　やさしくて、あたまがよくて、かっこいいおにいちゃんは、ぼくのじまんのおにいちゃんです。いつかぼくも、じまんのおとうとになりたいです。

　おにいちゃん、これからもなかよくしてね。中学生になると、べんきょうもたいへんかもしれないけど、たまには、ひこうきぐものおいかけっこしようね。