Ordinary days.

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「今日も元気そうだな、シバ」 「元気すぎる」  パートナーが犬を飼いたい、柴犬が良いと言った癖に朝一番の散歩には行かないんだからと犬を飼っている人達の間では良くある不満を欠伸混じりに聞かされて苦笑を落とすが、シバは元気よく嬉しそうに尻尾を振っていて、楽しそうだから無碍に出来ないなと笑って立ち上がる。 「……犬か」 「どうした?」 「いや、ケイさん、犬は平気かなと思っただけだ」  隣家のエディはリアムが近所付き合いを割と大切に行うために二人の関係も良く知っていたが、ダニーことダニエルは近所の噂程度でしか知らず、リアムの伴侶の話題について特に口を挟むことは無かった。 「あ、ヤバイ。朝飯作らないと」  新聞を取りに来て話し込んでしまったリアムが朝一番のミッションの途中だと思い出して二人に手を上げて背中を向けるが、その広い背中に足下から不満の叫び声が1つ上がる。 「ほら、もう行くぞ!」
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