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発情期編 第三話
今度は、社長がフーフーしてくれて、食べれた
ちょっと熱かったけどね
パクっ…パクっ
実はずっと思ってたことがある
社長の息子が、僕のお尻に意図的なのか、無意識なのかは分からないが、すごい当ててくる
聞いちゃおっかな…
「あの…社長…」
「社長…なんだ?」
「その…息子さんが…当たってるんですけど…」
「あぁ、薬を飲んでいるとは言え、やはり運命の番の匂いというのは、こう来るものがある」と言われた
うん?
来るもの?僕は最初うずうずしてたけどもう収まった
ま、社長の息子さんの話は置いとこうということになった
それで、お粥は無くなってしまった
「なぎは、沢山食べてえらいえらい」となでなで
この人は僕を犬か何かと勘違いしてるのか?
出来れば、勘違いしないでいただきたいのだが…
そして、社長はベットから抜けてトレーを持ちながら聞いてきた
「お風呂に入るか?」
お風呂入りたい!
「入ります!入ります!」
「そういうことだとわかってるんだよな?俺の薬の効果だって切れる」
あ…いや、うーん…
「いや、お風呂に入ろうが入らなかろうが、俺の薬は切れるから、普通に理性きかなくなってやると思うんだが…」
え、じゃあ、お風呂に入った方がいいじゃん!
「お風呂に入ります!というか、入りたいです」
「わかった、じゃあ待っててくれ」と言い部屋を出て行ってしまった
待っててくれ? ま、まさか!?
いや、お風呂まで着いてくるわけ…とまぁ、社長のことを軽々しく見ていた。
そして、案の定、待っていた僕は、そのまま抱っこされお風呂に連行された
社長はなんのためらいもなく、僕の服を脱がす
最初は、この人なにしてんの!?と言いたかったけど、社長は社長…そんな口の利き方は許されない
ま、労働時間とは言え、社長のこういう行為が許されるということは、立派なセクハラなのでは!?
「あの、社長…自分で脱げます!上司にやらせる訳には…」
「わかってる。俺がやりたいんだ」とイケメン顔で言ってくるものだから、分かりましたと了承してしまった
何してんだよ!イケメンには弱いけど、僕のタイプは違うだろ!?
いや、タイプごと覆す人なのか!?
「よし、脱がせれた」
「入るぞ」と手を握られてお風呂場に入る
入った途端に目に入ったのは大きな浴槽
「すごい!」と思わず一言言う
すかさず、社長が「そうか?」と言う
ムカッ…これだからアルファは、有難みをわかっていない!!
僕が必死になって稼いでもこのお風呂場を作ることは無理だし、このお風呂場に似合う男にはなれない
僕もどうせだったらアルファが良かった
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