発情期編 第二十話

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発情期編 第二十話

心臓がバクバク早くなって 翔唯さんが欲しい。無性に欲しい 翔唯さんで埋め尽くされたい 匂いを求めてさまよい、ウォークインクローゼットの中の服をかき集め、枕も奪って布団を被る 「こ、これじゃあ足りない」 一番匂いのある、シャツを取って着る それと、枕を握りしめる 包み込まれている感じで、落ち着く でも、落ち着いたと思ったら今度は、自分のお尻と性器が疼く ズボンを脱いで愛液が垂れているお尻の穴の中に自分の指を突っ込む でも、翔唯さんみたいに上手くいかない 前立腺に届かないし、上手くいかない 諦めて、性器を触るけど、なかなか上手くいけない 「なんでぇ…なんでよぉ~前まではイけたじゃん」 何回やっても軽くイくだけで満足出来ない 匂いを嗅いで虚しくなったり、涙目になったりするだけだ 「翔唯さん、早く来てぇ」と翔唯さんのことを考えるとゾクゾクして、イキそうになる 「翔唯さん、翔唯さん」とかっこいい翔唯さんを妄想するとイけた 「ピュピュー」 や、やっとイけた 後ろも翔唯さんのこと思ったらイケるかな 疼いて疼いて仕方がない お尻の中に指を入れる 翔唯さんは、こんな感じでやってて、広げたり、ここら辺をグリグリする 目がカチカチして快楽がドンと一気にくる 「んぁっ...///これだ!んッ…」 「あっ…ッ…あぅ…んッ!!!」 ん~やっぱり上手くいけない 「はぁ…」ダメダメΩだから、自分でもイけないのか ‪α‬がいないとイけないなんて…と考えたらなんだか涙が出てきた うずくまって泣いていると、ガバッと布団をめくられた こ、こんなところ見られたくない 「や、やめて!見ないでっ!」 「ん???おい!なぎ、どうかしたか!?」 良かったぁ、この声は翔唯さんだ いや、良くは無いこんな恥ずかしいところ見られて 「か、翔唯さん、見ないでください」 「見ないでって、俺のシャツ着て俺の枕握りしめて、愛の巣作ったのに見ない奴がいるか!ちゃんと後で初の愛の巣の写真も撮るから。はい、ベットに移動するよ」と持ち上げられるけど、精液の着いた服とかがあって、見られたくないから必死で抵抗するけど、見られてしまった 「ごめんなさい、着けちゃった」 「いいんだよ。服は捨てれるし、今はこっちの方が大切」とベットの上に優しく置かれて、覆い被さるように翔唯さんが来た 頬を撫でて目尻にキスをする 「涙はダメだよ…なぎ」と言って唇にキスしてきた 「んッ」 翔唯さんの柔らかい唇に触れただけで高揚する 唇と唇を合わせ、心地よい感触を味わう。 翔唯さんの手が頭を撫でる 「ん…ッ」 唇の合わせ目から、舌を入れられた ぬるりと絡みつく舌に、身体が熱くなる 「じゅる」水音が部屋に響く 苦しくなって、ドキドキする 「かい…しゃん…んん」 そして、唇と唇が離れた
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