海が凪いだら迎えに来てね。

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──惨めだ ここに来ると毎回こんな気持ちになるのかと、視線を落とした時だった。 目の前に、花火が突き刺さったケーキが置かれた。 そして、そのお皿には【congratulation】と書かれている。 ─……オメデトウ って意味だよね? っえ、何が??? 訳が分からず、顔をあげた私の視界に映りこんだのは、、 「──萩花、結婚しよう」 そう言って私に指輪を差し出す凪砂の姿だった。
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