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居酒屋について、各々酒を頼むが、律儀な凪砂は一杯目からウーロン茶を頼んでいて、相変わらずのマイペースぶりに少し懐かしさを覚える。
「かんぱーいっ!!」
拓海の明るい掛け声でグラスを合わせた俺たちは、自然と笑顔でくだらない思い出話に花を咲かせる。
そうなると、自然と優香と萩花の話が出てくるわけで・・・どことなく気まづい雰囲気が流れ始めた時、、
「……俺、萩花と別れた」
っと、皆が触れたくても触れられなかった話題を、凪砂自らぶっ込んできたのだ。
待ってましたと言わんばかりに、拓海が前のめりになって凪砂に詰寄る。
拓海「っえ、別れたんっ?!喧嘩じゃなくてっ?!なんでなんっ・・・俺はてっきり、凪砂っちも萩花に惚れてるもんやと思ってたけど、、」
翔大「俺も喧嘩してるから今日萩花が来ねぇって拗ねてるもんだと思ってた。潮崎、お前もしかして優香に未練があるから別れたとか言わねぇよな?」
拓海に続けて翔大まで凪砂に詰寄る。
前日に萩花に聞かされていた俺は、特に驚くことは無かったが、凪砂が自分から語り出したことは予想外だった。
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