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真守お父さんは偉大だ。私はそこから考え、生きている訳だが、考えるにも実は資金を浪費しなければならない。真守お父さんは二形であり、私を自分ひとりの力で産んだ。喇嘛教の教えは私を導いてくれる。揺るがし難い真実はやはり資金を浪費する。でなければ、自分にとっては当然であり、対人の意図も読めないものだ。「シカミカムラ条約第十二条。一短なる自者を知るは死に等しい。」私は資金を信じている。私の顛末は定められていると言う漠然としたイメージだけが確信であった。「為る程…。宮浜空輝死せずか…。」瞬きも無く、ホントにいつの間にやら真守お父さんが居たのだ。現れたのではない。真っ当な摂理があり、私が事もあろうに気付かなかっただけなのだ。「面目ない!申し訳無い!私は駄目な子です!」私は咄嗟に土下座をし、許しを請うていたのだった。…私はまだ小太郎の居た街に居る。
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