ティケットゥルァイ!

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宇宙の法則と地球から啓発している。大小さえ地球の価値観ならば、致死であっても誤魔化せるのだ。しかし、木橋喜太郎は真面目に私に教示していた。「ぐふぉっ!!あっははっ!このぐらいの方が気が入るよな?!空輝はさ?血みどろのパチンコ講習好きかな?パチンコと血みどろのパチンコ講習どっちが好きかな?」青褪めた木橋喜太郎の表情はどこか煌めき、私はパチンコ講習が好きになりかけていた。「木橋先生!!真胸から血がっ!」小太郎…そうだった。小太郎も木橋喜太郎のパチンコ講習に来ていたのだったな。「こ、巧妙なトリックを使い…木橋先生を殺めんとする輩がいる…空輝…君だよな…君は一度人を殺めている。雄輝を…結々ヶ原雄輝(ゆゆがはらゆうき)を…。」小太郎は私のスケープゴートに気付いているのか。私は雄輝のやつが小太郎の界隈では結々ヶ原雄輝で通っていることに戸惑っていた。「ち、違う…ぐふぉっ!これは空輝の仕業じゃない。壁蝨だ壁蝨…。」剰え木橋喜太郎は私を庇い、真壁蝨か何かの所為だと小太郎に諭していた。
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