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なんか場所が場所だしお貴族様の優雅なお茶会っぽくない?あ、コーヒーだからどうなんだ?
でも晃って紅茶よりコーヒー派だし、これでいいでしょ。
「いただきまーす」
「いただきます」
まずは卵サンドに手を伸ばす。
晃は三段重ねのクラブハウスサンドだ。
「はじめて食べたけど、美味いな」
「あー確かに。学食でサンドイッチって頼んだの初めてカモ」
「そっちのツナも美味しそうだ」
「どうぞ食べて。っていうかサンドイッチだから二人前づつ頼んじゃったけど多かったね」
「いや、…足りなくないか?」
「えぇ!?」
ミックスティーサンド二人前とクラブハウスサンド二人前にチキンバスケットってどう考えても多くない?って思ったのは俺だけだったようです…
「俺、そっちの半分と、あと…キュウリサンドひとつかふたつしか食べられそうにないから余っちゃうよ…?」
自分の胃の容量と相談しても
クラブハウスサンドの一人前の半分しか食べられそうにないのを伝えた。だって美味しそうだから諦められない!
残った分は持って帰ろう、そうしよう。
「俺なんでかパンって腹に溜まらないから無限に食える」
「え~…?嘘っそだぁ」
「マジなんだよな、これが。予備でおにぎりも買ってあるし」
「いつの間に!」
晃のポケットからでてきた会計レジ横に常備されてる梅おにぎりに爆笑した。
いやいやいや、だって合計5人前だよ?それにプラスおにぎりって!
いくら俺が選んだティーサンドが手のひらサイズの箱だったとしてもそれはないでしょう。
と、おもったのに本当に食べちゃったよ。
えースゴイ。そんなぺろりといっちゃえるもんなの?パンって。
俺は逆にパンこそお腹いっぱいになるんだけどな、…不思議だ。
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