オトモダチ

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タイムカードを押し仕事に戻る お友達ができたからなんだかいい仕事が出来そうだ …なんて 次は2階トイレ清掃か… よし行こう ━━━━━━━━━━━ ふぅ…一段落ついた 残り1時間か… 緋彩さん今日来ない、のかな? いやいや別に来て欲しいとかじゃないけどそんな追いかけられたら来てくれるのかな?とかいやいや仕事中だぞ何言ってんだ俺 まぁ…来てくれたらいいな こんなこと思ってしまうって本当に運命の番なんだろうな… ━━━━━━━━ 「お疲れ様でした」 タイムカードを押し退勤する 緋彩さん会えなかったな 今日は事務所に来なくてもできる仕事だけだったのかな? 付き合ってもねーのに女々しいな俺 好きでもないし付き合う気もない! 今付き合って騙されてたらどーすんだ 真由にまで迷惑がかかる ピコン メッセージが入る 真由か? 『にぃ!ごめんだけど帰りお豆腐買って帰ってきて欲しい!もう帰り道だったら大丈夫だよー!!』 !! 『りょうかいです』っと うっ!!浄化される… 何余計なことを考えてたんだ俺は 緋彩さん、もうちょっと出会うのが遅かったらな …男は狼だ。怖い おっきいおっぱいがついたおねーちゃんがいい 俺の好みはそうなんだ スーパーに寄って帰ろ… ━━━━━━━━━━━━ ガチャ 「真由!ただいま!」 「あっ!にぃおかえり! お豆腐買ってきてくれた?」 真由の笑顔が世界一可愛い 「うん買ってきたよ」 「ありがとうーー!!! ところで今日ヒイロくんに会えた?」 …「ううん。会えなかったっていうかいなかった いや別に会いたいわけじゃないよ!?真由勘違いしてない!?」 そうだよ俺会いたいわけじゃないし 「ふーーーんへーーー」 何そのニヤついた顔! 「もーー!真由ー!」 ━━━━━━━━━━━━━━━━ 「いただきまーす」 「いただきます」 今日も真由がご飯を作ってくれた 真由の作る料理が1番だよ! 真由は家庭科部に所属してるから料理もすごく上手ホントすごい天使 「今日私ねー家庭科部の幽霊部員みたいな子が久しぶりに来たから話しかけたの! そしたら結構仲良くなれたんだよねー」 !そうだ俺も 「にぃもお友達できたよ!今日 休憩時間中猫ちゃんたちが沢山いるベンチに座ってたら話しかけられて友達になったんだ」 ホタルくん、話しかけてきてくれて怪しかったけど嬉しかったな 「え!!怪しくない?大丈夫?」 「うーーんテレビにも出てる人らしいから大丈夫だと思う」 「テレビに出てるイコール大丈夫じゃないでしょ! だれだれ?なんて名前?知ってるかなあ」 うーーーん 「ホタルくんって言うんだけど真由、知ってる?」 「えーーー!!!!ホタルってアノ? 演技がすっごい上手くて顔を顔面国宝級の!?」 「それはわかんないけど顔は美人さんだったよ」 やっぱりすごい有名人だったのかな? 有名人が簡単に俺みたいなやつに話しかけていいものなのか? いやホタル君がいいならいいんだけど… 「キャーー!にぃそーゆー人引っ掛けるの上手いね!? いいなあ私も1回会ってみたい!」 な!「真由はホタルくんが好きなのか!?」 「いや好きっていうか美人って会ったら目の保養だし癒されるじゃん! まぁガチで会いたいわけじゃないけどね~」 確かになあ その理由なら納得だ。 「そうだな、にぃも次会えるかどうかもわかんないし」 「連絡先交換しなかったの?」 「したけど何を送れば良いかわかんないし…」 変に送って嫌われても悲しい 「あ、そーいえばにぃ、ヒイロくんは? 連絡先、交換したの?」 アレ、そういえば交換してなかったな まぁいい出す機会もなかったし別に交換したって喋らないだろうし 「してないよ 別に、喋ることないし」 「もう~!にぃ交換しなよ! とっとと付き合っちゃいなよ。にぃも嫌いではないんでしょ?」 ま、まぁ別に嫌いではないんだけど 「うーんでも悪い人だったらどうするの?」 「にぃは疑いすぎ! 優しいよ!ヒイロくん絶対!借金の保証人とかにサインしない限り大丈夫だよ! なんかあれば引っ越そ?私にぃのためなら引っ越しても別にいいし」 真由…天使優しい 俺多分真由と兄妹じゃなかったら真由と結婚してた ほんとに 「真由…うぅん…それでもまだ考えとくよ。」
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