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「ヒカリが可愛らしくて、どうにかなってしまいそうだ」
「バドル……ん、ぅ」
口付けはすぐに深いものに変わった。ぴちゃぴちゃと響く水音が恥ずかしくて、体温が上がる。長い交わりが解かれると、バドルは性急にヒカリの衣服を脱がせ始めた。裸を見られることが恥ずかしくて仕方なかった。バドルはヒカリを一糸纏わぬ姿にしたのち、自らも衣服を脱ぎ去る。引き締まった褐色の肌は息を呑む程に美しかった。ヒカリは自分の貧相な体を隠したくなったけれど、バドルは恍惚の表情でヒカリの滑らかな皮膚をなぞる。
「綺麗だ。こんな綺麗なものを見たことがない」
そんな訳がないとヒカリは思うのに、バドルは陶然とした様子でヒカリの白い肌に舌を這わせた。
「ぁ、っ、ん」
ひとりでに上がる声が恥ずかしくて、ヒカリは両手で口を塞いだ。
「駄目だ、ヒカリ。ちゃんと聞かせてくれ。私はヒカリのすべてを知りたい」
やんわりと手を外されて、ヒカリは上目遣いで訴えた。
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