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「ぅ、あ、あ!」
バドルは何度もヒカリの名を呼びながら、何度も穿つようにそこを抉った。すると徐々に痛み以外の何かを感じるようになってくる。そして何より、最愛の相手と求め合い、繋がっているという事実が、ヒカリに充足感をもたらす。
「ん、っ、ぁ」
さっき達したばかりなのに、バドルに少し刺激されただけで、ヒカリの中心はまたすぐに弾けそうな程に昂る。
「ヒカリ……愛している」
バドルの切羽詰った表情に、ヒカリはぞくぞくと身を震わせる。
「俺も、……バドルを愛してる」
言葉にすると、その気持ちが増したような気がした。心も、体も、自分のすべてがバドルを求めていた。ヒカリは無意識のうちにぐいぐいとバドルに腰を押し付けていた。
「……ヒカリ」
体を倒してきたバドルが、きつくヒカリの体を抱き締める。ヒカリも必死にそれに応えた。
「ぁ……あっ」
バドルの逞しい腹筋に擦られて、気が付くとヒカリは二度目の高みへと上り詰めていた。
「っ……く」
それに続くように、バドルも微かに呻いて、ヒカリの体内で熱を放出した。
泣き出してしまいたい程の幸福感に溺れながら、二人は汗みどろの体を寄せ合い、何度も口付けを繰り返した。
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