第一幕 三話 開拓の精神

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第一幕 三話 開拓の精神

『そろそろこの世界のことわかってきた?』 「まぁそれなりには理解出来たな」 この世界のことはさっきの話で大体わかってきたところだ 『ではではそんな君にプレゼントです!』 『ダラララララララ、ダンッ!』 『開拓の心〜』 「セルフドラムロールなんだな…」 『いやそこはどうでもいいじゃん』 『ほら!受け取れ!』 アイルが半ば強引に押し付けてきたその"プレゼント"は開拓の心というらしい 「まずはアイテム説明…」 《職業が「開拓者」に固定される代わりに、どんな環境でも快適に行動できるようになり、スタミナの上限値がなくなる》 《開拓者:「開拓は全てを開き、新たな可能性を生み出すだろう」様々な事象において、経験値を獲得でき経験値に応じて開拓レベルが上がるようになる 開拓レベルに応じて、ステータスに補正が入り、特殊アイテムやEXスキルを解放できる》 「おい、神」 『何ー?』 「これチート過ぎない?」 『そんなことないよー』 いや、明らかにチートである。スタミナの上限が無くなるということは事実上、無限に動けるということだ。さらに特殊職業までついてくるときた 『だって経験を積まなきゃ強くならないんだからチートかどうかはその人の努力次第でしょ?』 「それもそうだな…いやでも…まぁいいや」 『ごちゃごちゃ言ってないで使ってみなー』 「わかったよ」 《開拓の心を使用しました「ヒイラギ ハヤテ」に職業:「開拓者」を与えます ユニークスキル:適応を獲得しました スキル:無尽蔵を獲得しました》 《職業を獲得したことで全ステータスに1.2倍の補正が入ります》 《ミッション『スキル獲得』をクリア》 《開拓レベルが2に上がりました》 《開拓レベル報酬 上位回復ポーションを獲得しました》 「いきなりレベル上がったぞ…良心的だな」 『ついでにステータスが表示できるアイテムもあげるね』 アイルはそう言って銀色のスマホのような端末を渡してきた 《ステータスオープナー》 《いつでもステータスを表示することができる スタータスに関する様々な操作を行える》 便利アイテムか… 「たまには気が利くな」 『たまにはってなんだよ』 『まぁ色々しておきたいこと済ましたし…』 『いざ!のたびへ!!』 「いざ!のたびへ!!」
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