1人が本棚に入れています
本棚に追加
第一幕 三話 開拓の精神
『そろそろこの世界のことわかってきた?』
「まぁそれなりには理解出来たな」
この世界のことはさっきの話で大体わかってきたところだ
『ではではそんな君にプレゼントです!』
『ダラララララララ、ダンッ!』
『開拓の心〜』
「セルフドラムロールなんだな…」
『いやそこはどうでもいいじゃん』
『ほら!受け取れ!』
アイルが半ば強引に押し付けてきたその"プレゼント"は開拓の心というらしい
「まずはアイテム説明…」
《職業が「開拓者」に固定される代わりに、どんな環境でも快適に行動できるようになり、スタミナの上限値がなくなる》
《開拓者:「開拓は全てを開き、新たな可能性を生み出すだろう」様々な事象において、経験値を獲得でき経験値に応じて開拓レベルが上がるようになる 開拓レベルに応じて、ステータスに補正が入り、特殊アイテムやEXスキルを解放できる》
「おい、神」
『何ー?』
「これチート過ぎない?」
『そんなことないよー』
いや、明らかにチートである。スタミナの上限が無くなるということは事実上、無限に動けるということだ。さらに特殊職業までついてくるときた
『だって経験を積まなきゃ強くならないんだからチートかどうかはその人の努力次第でしょ?』
「それもそうだな…いやでも…まぁいいや」
『ごちゃごちゃ言ってないで使ってみなー』
「わかったよ」
《開拓の心を使用しました「ヒイラギ ハヤテ」に職業:「開拓者」を与えます ユニークスキル:適応を獲得しました スキル:無尽蔵を獲得しました》
《職業を獲得したことで全ステータスに1.2倍の補正が入ります》
《ミッション『スキル獲得』をクリア》
《開拓レベルが2に上がりました》
《開拓レベル報酬 上位回復ポーションを獲得しました》
「いきなりレベル上がったぞ…良心的だな」
『ついでにステータスが表示できるアイテムもあげるね』
アイルはそう言って銀色のスマホのような端末を渡してきた
《ステータスオープナー》
《いつでもステータスを表示することができる スタータスに関する様々な操作を行える》
便利アイテムか…
「たまには気が利くな」
『たまにはってなんだよ』
『まぁ色々しておきたいこと済ましたし…』
『いざ!開拓のたびへ!!』
「いざ!開拓のたびへ!!」
最初のコメントを投稿しよう!