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「やだ、やだ、恥ずかしい……」
「ジュリエッタの身体が俺を受け入れようとしてくれてて、すっごく嬉しいんだけどなあ」
そう言いながら、リカルドは膣の中でゆっくり指を回した。
私が私じゃなくなっていくみたい。全ての熱が身体の中心に持っていかれているようで、認めたくないけど、たぶん少し気持ちよくなっちゃってる。こんなことするの初めてなのに、私、淫乱ってことなんだろうか。
「指の数、増やすね」
最初はギチギチだったはずの膣が、ちょっとずつ緩んでいっているのが、自分でもわかる。きっと入る。ああ、リカルドの指が二本になってしまった。
「よかった、入った」
リカルドがとても嬉しそうで、なんだか、もう、とんでもなく恥ずかしい。
「も……やだ…………」
思わず涙を流す。と、途端にリカルドが血相を変えた。
「ご、ごめん!」
我に返ったように指を抜いて、リカルドが謝ってくる。
「ジュリエッタ、受け入れてくれる準備できてきてると思って、俺、すごく喜んでたけど、ごめん、ほんとに嫌だったんだね……」
ど、どうしよう……と、真っ青になっておろおろするリカルドを見ていると、さっきまでのどうしようもない恥ずかしさが消えて、気持ちが落ち着いた。
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