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ふーっ、と一息つくと、リカルドのまなざしが真剣なものになる。そのままもう一度キスを落とされて、なんだかとてもどきどきした。リカルドが自らを私の膣口に少しこすりつけてきた時、花芽も一緒に刺激されて、思わず声が出てしまう。高くて、甘くて、なんだか自分の声じゃないみたい。一瞬リカルドの動きが止まったけど、大丈夫と言って続けてもらう。自身が充分私の蜜にまみれたところで、リカルドが耳元にささやいた。
「ジュリエッタ。最初、痛いと思うけど、ごめんね」
「ううん。リカルドのせいじゃないから、大丈夫」
ふーっ、ともう一度息を吐いて、リカルドが少しずつ少しずつ入ってくる。指とは違う、圧倒的な質量。濡れているとはいえ、初めてだからやっぱり少し痛い。でも覚悟していたほどではなくて、充分我慢できる。
「ジュリエッタ、ごめん」
リカルドが私の顔を見て、すまなそうに謝ってくる。
「ううん……。リカルドが私の中にいるの、なんだか嬉しい」
そう言ってリカルドの背中に手を回したら、なんだかひどく安心した。
痛いより、嬉しい気持ちが勝るなんて、思ってなかったな。数時間前は、あまりにもテンション高くて引いてたくらいだったし。
「うん。俺も、ジュリエッタの中に入れてもらえて、すごく嬉しい」
奥まで辿りつくと、リカルドは動きを止めて、私を抱きしめた。
「…………ああ、今日会ったばかりなのに、俺、君のこと、大好きだなあ……」
リカルドが心からそう言ってくれてるのが伝わってきて、とても温かい気持ちになった。
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