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亮は時間通りに結衣の家に着いた。
ピンポーン
チャイムらしいチャイムが鳴り終わると、
ドタバタと階段を降りる音がして
静まったと思ったら、結衣が慌てて、玄関から出て来た。
「おはよ!亮」
「おはよ笑”」
亮は一生懸命急いで降りて来た結衣を見て
《可愛いなぁ》っと思い、微笑んだ。
二人は談笑しながら、学校に向かった。
学校に着くと、何人かのクラスメイトに
「ラブラブ~」
っと冷やかされたが、亮は開き直って
「良かろうがぁ!笑”」
と言い、結衣の手を握りクラスメイトに見せびらかせた。
「自慢すんなぁ!!」
と、言い
クラスメイトは羨ましそうに二人を見た。
教室に着くと、結衣は女子グループに
亮は男子グループに引っ張られた。
もう、出席を取ったので帰っていいのだが、亮と結衣はクラスメイトに捕まって、
解放されたのは、昼を過ぎていた。
二人は取りあえず、近くの、飲食店で食事を済ませて、
亮の家に行く事にした。
「散らかっとるけん、ちょっと待っとって」
そう言って、亮は結衣を部屋の前で待たせて、自分の部屋を
適当に片付けた。
「お待たせ!!」
亮の部屋は、お世辞にも、綺麗とは言えない汚さだった。
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