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「えっ、でも…」
結衣は少し、ためらった。
「あっ、やっぱ
イヤ…?」
亮は今にも泣きそうな顔をした。
「あ、嫌じゃないよ?
…
ねぇ…
押し倒したり…
しない…?」
「えっ?
し、しないよ!?」
「本当に?」
「うん!
本当に!」
結衣は、本当の事を言った。
「…本当はね、押し倒されたのが、怖かったの…
でも、私
亮の事好きだから、我慢しようって、思ったけど、我慢出来なくて…」
「そ、そうなんか
つか、我慢せんでいいよ?
あれ…俺もちょい不安やったし…」
亮も正直に話した。
「え…?本当?」
「うん、本当…
俺も初めてだったし、本当にやっていいんかなぁって不安やったし…」
「私たち、似たもの同士やね笑”」
「そうやな笑”」
そして、亮は結衣を抱き締めた。
「結衣……
好きだよ…」
「私も、亮が好き…」
二人はキスをした。
「俺、結衣が好き」
明るく笑う亮に結衣は
「さっき聞いたァ」
と言って結衣は笑ってみせた。
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