夏休み

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    「えっ、でも…」     結衣は少し、ためらった。     「あっ、やっぱ  イヤ…?」     亮は今にも泣きそうな顔をした。     「あ、嫌じゃないよ?  …  ねぇ…  押し倒したり…  しない…?」     「えっ?  し、しないよ!?」     「本当に?」     「うん!  本当に!」     結衣は、本当の事を言った。     「…本当はね、押し倒されたのが、怖かったの…  でも、私  亮の事好きだから、我慢しようって、思ったけど、我慢出来なくて…」     「そ、そうなんか  つか、我慢せんでいいよ?    あれ…俺もちょい不安やったし…」     亮も正直に話した。     「え…?本当?」     「うん、本当…  俺も初めてだったし、本当にやっていいんかなぁって不安やったし…」       「私たち、似たもの同士やね笑”」       「そうやな笑”」         そして、亮は結衣を抱き締めた。         「結衣……  好きだよ…」     「私も、亮が好き…」           二人はキスをした。      「俺、結衣が好き」    明るく笑う亮に結衣は     「さっき聞いたァ」     と言って結衣は笑ってみせた。
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