夏休み

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    亮は結衣の隣りに座り、結衣の手を握った。       「亮…?  もう、いいの?」         結衣には安心と物足りなさがあった。       「うん。  つか、これ以上やりよったら、俺、結衣の事押し倒しそうやもん笑”」     結衣に笑いかける亮。 結衣は亮のその笑顔に安心感を覚えた。     「そ、それにさ…」     顔を赤くしながら、亮は言った。     「…ゴム持ってないし…」      それを聞いた結衣は一瞬で顔を赤くして、 顔を布団で隠し、亮に握られている手を、ギュッっと、握り返した。                 「なぁ、結衣…  俺、このままでいたい」     「…えっ?」     結衣は亮の方を見た。    「このまま、結衣とずっと一緒に居たい。    だから、その…  朝までこのままで、居らん?」         モジモジと話す亮に、結衣は     「いいよっ」   結衣は亮の握っている手を自分の方に寄せた。     《結衣って本当可愛いなぁ笑”  俺、結衣と結婚したいなぁ!》     そんな事を亮が考えている事など、結衣は知らないが、結衣は結衣で   《亮って優しいけど、優柔不断っぽいな…  でも、亮がいいなぁ笑”》   と、二人共惚気ていた。    
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