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亮は結衣の隣りに座り、結衣の手を握った。
「亮…?
もう、いいの?」
結衣には安心と物足りなさがあった。
「うん。
つか、これ以上やりよったら、俺、結衣の事押し倒しそうやもん笑”」
結衣に笑いかける亮。
結衣は亮のその笑顔に安心感を覚えた。
「そ、それにさ…」
顔を赤くしながら、亮は言った。
「…ゴム持ってないし…」
それを聞いた結衣は一瞬で顔を赤くして、
顔を布団で隠し、亮に握られている手を、ギュッっと、握り返した。
「なぁ、結衣…
俺、このままでいたい」
「…えっ?」
結衣は亮の方を見た。
「このまま、結衣とずっと一緒に居たい。
だから、その…
朝までこのままで、居らん?」
モジモジと話す亮に、結衣は
「いいよっ」
結衣は亮の握っている手を自分の方に寄せた。
《結衣って本当可愛いなぁ笑”
俺、結衣と結婚したいなぁ!》
そんな事を亮が考えている事など、結衣は知らないが、結衣は結衣で
《亮って優しいけど、優柔不断っぽいな…
でも、亮がいいなぁ笑”》
と、二人共惚気ていた。
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