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《うわー
でけぇ…》
亮は面接会場である会社の前で
ビルの大きさに圧倒されていた。
面接会場には、大学生が多半数で高校生っぽいのは、たいして居なかった。
《つか、この会社ハゲ多過ぎやん…
ヅラまで居るし…
何気にヅレとるし…》
《あれが試験官になりませんように!!》
亮は本気で願掛けをした…
面接予定時間が始まると、
周りの人たちが静かになる中、
高校生らしき数人は落ち着きがなかった…
それは亮にも言える事で
亮自身、こんなに緊張するとは思っていなかった。
面接は5人一組で行われ、
5人に同じ質問を繰り返した。
内容は、なんか定番のようなものが多く、
亮は目が泳いでいたものの
しっかりと、自分の意見を言えた。
面接が終わり、亮は自分の情けなさに失望しながら
駅に歩いて行った。
駅に着くと、亮は結衣に電話を掛けた。
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