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ロレシオの腰は探るように上下し、ついにエルゼの柔らかな花芯を刺激しながら、秘唇を割りはじめる。愛液がとろりと垂れた。
「ああ……、ろれしお、さま……っ!」
圧倒的な快感と、自らの空白を満たしたいという欲望が、エルゼの理性を凌駕する。敏感な場所を刺激されるたびに腰が跳ね、隘路の奥にある場所が待ちわびるようにズクズクと疼きだす。
ロレシオは額にかかった前髪をかきあげて、乱れるエルゼを見た。
「……もう少し、こうしていたいが、私も限界だ」
「あっ……」
刹那、エルゼの内部に熱い楔が侵入する。ずり、ずり、とゆっくりロレシオは己の剛直をエルゼの中に沈ませる。待ち望んでいた快感をついに与えられたエルゼは、シーツをぎゅっと握りしめた。
初夜のような異物感や痛みはないが、やはり内臓を押されるような圧迫感はある。しかし、今はただ、ロレシオとようやく一つに慣れたことが嬉しかった。
エルゼは潤んだサファイアブルーの瞳をふっと細めた。
「ろれしお、さま……。わたくし、……しあわせです」
「エルゼ、私たちは夫婦なのだ。ロレシオ、と呼び捨てにしてくれないか」
「……ロレシオ?」
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