夜の帳に星の降る ※

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「ひゃぁああっ……」 「……エルゼ、どうしてほしい?」  ロレシオの問いに、エルゼはイヤイヤと首を振った。しかし、さらにもう二、三度ロレシオに焦らされ、ついに甘い誘導に耐えきれなくなったエルゼは真っ赤になって厚い胸にすがりつく。 「……もっと」 「もっと、なんだ?」 「……おねがい、……もっと、ほしいの……。ロレシオの、あったかいの……」 「……予想以上だ。こんな可愛らしいおねだりをされたら、こっちも我慢がきかなくなるんだが」  ロレシオが困ったように笑ったその瞬間、肉竿の尖端がぐいっとエルゼの快いところをえぐった。股関節が軋むほどにたくましい身体が打ち付けられ、余すところなくエルゼの胎内に雄芯が含まされる。  激しい快感が濁流のようにエルゼを襲った。 「んはぁ、……ぁあああ、んっ!」  エルゼは半ば悲鳴のような嬌声をあげた。一瞬意識が遠くなり、目の前に無数の星が散る。  そこからのロレシオは容赦がなかった。ぐぷぐぷと音をたてて入り口を焦らしたかと思えば、子宮口を押し拓くような勢いで激しく腰をグラインドさせ、エルゼを喘がせた。
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