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恋人になってから、4月になり春咲高校に入学した俺と紫生だが純麗さんと美々が掲示板の前に居て驚いていた。 「純麗さん! 何で春咲に居るんですか?! 違うとこだって言い張ってませんでした?」 「ふふっ 紫生くんに意地悪していただけよ?」 「そ、そんな!」 紫生が項垂れながらヘコんでいると、氷空は美々に詰め寄るとニッコリ微笑む。 「…そ、氷空くん?」 「ふふっ 可愛いから、許しちゃうな」 「ごめんね? 純麗ちゃんが黙ってろって言うから断れなくって…」 「うん、そんなトコも可愛い」 「氷空くん、クラス見ました?」 「嫌、今来たから…」 「…」 「美々、どうかしたの?」 「氷空くんは1組ですよ」 「美々は?」 「私は3組です」 「え?」 氷空はビックリした顔をしていたが、クラス表を見るとフッと微笑む。 「美々、嘘つき」 「見ちゃダメですよ!」 「ふふっ 同じクラスじゃん? ビックリさせないでよ」 「だって、どんな反応するかと思いましたので?」 「つーか、早いし校内探索やんない?」 「や、やります!」 「紫生、先に行ってるぞ?」 紫生にそれだけ伝えると、氷空は美々の手を握ると校舎内に入っていった。 「うぅ… 純麗さん、意地悪はやだ」 「紫生くん、同じクラスだったわよ?」 「マジですか?!」 「氷空くん達とね?」 「え? 純麗さんは?!」 「私は、2組なの」 「嘘?!」 紫生が本気でビックリしていると、純麗はニッコリ微笑むとこう囁く。 「冗談よ? 4人共、1組よ」 「な、何で嘘付くんですか! 本当に離れ離れかと…」 紫生が膝をつきながらそう落ち込んでいると、純麗は屈むとニッコリ微笑む。
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