忍野海乃叡、高等部の生徒会長となる。

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忍野海乃叡、高等部の生徒会長となる。

   『ピーンポーンパーンポーン♫ 生徒会本部からお知らせです。高等部文科コース一年部、忍野海乃叡さん、忍野海乃叡さんは、至急、生徒会室までお越しください。繰り返します。忍野海乃叡さん、忍野海乃叡さんは、至急、生徒会室までお越しください』  一時間ある、普通の学校よりは長き昼休みの時間。  校内には、爾学院生徒会長・英賀保ちふゆの声で放送が流れていた。  高等部一年部の生徒たちはその放送にざわついた。  「忍野海乃叡って、あの文科コースに満点合格して入学したっていうあの?」  「高途生のクセして、生徒会入るするとかありえないよね」  「えっマジで⁉忍野、生徒会入るん?!」    「何か放送なってんね」  「ホントだねぇ。えー何だろ。私、そんな問題児じゃないと思うけどなぁ…。娃璃、とりま私生徒会室行ってくるわ」  「行ってらっしゃい!」  
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