お題に寄り添うということ

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お題に寄り添うということ

 家族の誕生日に行きつけのケーキ屋さんでケーキを買って食べたんですが、味が落ちていてしょんぼりしています、一月です。こんにちは。  物価高騰の影響なのか、普通に腕が落ちたのか、たまたまなのか。世知辛さを感じずにいられない。  さてさて、今回もド直球火の玉ストレートな小タイトルなのですが、みなさま毎週木曜夜七時から放送されているプレバトはご覧になっていらっしゃいますか? 私は夏井先生の俳句コーナーが好きで毎週楽しみに見ています。  先日は炎帝戦ということで、十五名の出演者が順位の発表に身を震わせていました。あれ、ものすごくストレスかかりますよね。  毎回、中田さんのオーバーリアクションが大変愛らしく浜ちゃんがとても楽しそうに弄っていますが、心血注いだ作品の順位がじわりじわりと発表されることを思えばあのくらい当然なのかもしれません💦 (妄コンはいつも仕事中の発表なので、すっかり忘れていられて気が楽です(笑)) ※※ここからプレバトのネタバレ入りますので、見る予定の方はご注意を。敬称については、基本出演者の人達に準じます。※※  炎帝戦、今回のお題は「行きつけ」  一位を十位を避けて、二位(中田さん)と三位(かたせ梨乃さん)が早めに発表される中、千原ジュニアがこぼした言葉は「上位は経験豊富な年寄り(意訳)」でした。    俳句は小説以上に作者と作品の距離が近く、属性や経験が及ぼす影響が大きいです。めちゃんこ的確な指摘をした千原は、かなり早い段階でおっちゃんの優勝を確信していたのではないかなと思いました。  実際に結果を見ると、おっちゃんを優勝させるためのお題だったのかしら? と思ってしまうくらい、年長者の作品はお題に対する寄り添い度が違いました。 (そう思うと、四位に入った横尾君凄い。でも多分、三位と四位の間には差があったかも)  「は」という助詞、季語の選び方、セリフひとつで「行きつけ」感が漂うんですよね。やっぱり言葉っておもしろいなぁと思いましたし、難し過ぎて永遠にわからないかもとも思いました。  下位の作品だってすばらしいんです。だけど、「行きつけ」のお店描いたんじゃなくて、それ「行きつけ」のお店書いた歌だよね? みたいな。ほんのちょっとのニュアンスの差がドーンと採点に響いてくる。それを見ていたら、エブリの妄コンのことが頭をよぎってしゃーなかったです。  お題に寄り添うってそういうことか……って。  ということは、私も「運命のふたり」が出てくる話じゃなくて、「運命のふたり」を描かないといけないということ。それってでっかく違いますよね。え、無理ぃ(;´∀`)  「運命の人」の話は浮かぶんですけど、「運命のふたり」は出てきません。毎度毎度、エブリのお題って妙に難しくありませんか?  そんなこんなで、私は未だに構想中であります。ひー。
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