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私の好きな
とっても動きの遅いWordを起動してぽつぽつと小説の続きを打ち込み、本当にこの使い方で合ってるかなと慣用句を検索、気付いたらYahoo!ニュースなんて読んじゃって、ああまたやっちゃった。の繰り返し。
世の中に疎いのはいけないなぁと思う反面、Yahoo!ニュースを見る(読むという言葉は使いたくない気分)となんだか心と言葉が濁ってしまう気がします。
きれいな言葉だけで自分を満たしたいなら、やはり読書が一番かなと思います。紫陽花を愛でるように、言葉に触れたいなぁ。
という訳で、今しがた青空文庫のアプリを開きまして、芥川 龍之介の短編を読みました。『神神の微笑』というお話です。やはり、いいですね。私の一番好きな作家さんです。
日本を見下し、敵対視することで自分を守ろうとする伴天連さんが主人公。私はちょいと意地の悪い人間ですので、彼がこの先心折られることを期待します。八百万の神の気配を感じている時点ですでに、この国に吞み込まれていることでしょう。
調子が上がってきたので、夢野 久作の『私の好きな読みもの』というエッセイを読んでみました。
夢野 久作というと『ドグラ・マグラ』ですが、私はこの作品を青空文庫で読んでいて、何かの拍子にしおりが消えてしまい、どこまで読んだのかがわからなくなって読破を諦めた過去があります。
あんなに分厚い本をスマホで読もうとしたのがそもそもの間違いなのですが、それ以来なんとなく避けていました。
難解というイメージが強烈に残っていたのですが、なんということでしょう、このエッセイとってもわかりやすくてかわいいです。共感しちゃいますし、親近感もわきます。
作家さんによくある、やっかみのようなものがほとんど感じられません。読み込みが浅いせいでしょうか。いやでも、なんだかとっても爽やかな読後感です。
今日はとてもいい読書ができました。
ですが、小説は5行くらいしか進んでいません。これは参りました。
2日目にして、もう日にち入れるの忘れました。ハハ。
*2023/6/6
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